熊谷で高気密高断熱の家を建てたい!施工会社選びのポイント
公開:2024.12.24 更新:2025.03.26
埼玉県熊谷市で高気密高断熱の家を建てることは、快適で省エネな暮らしを実現する上で重要な選択です。平屋や2階建てを問わず、高気密高断熱住宅は年間を通じて快適な室内環境を提供します。
高気密高断熱住宅を建てられる施工会社を選ぶ際には、断熱性能や気密性能の数値、使用する断熱材の種類、窓の性能などを比較することが大切です。また、実際のモデルハウスを見学し、体感することも重要です。高気密高断熱住宅の施工実績や、アフターサービスの内容も確認しましょう。適切な施工会社選びが、理想の住まいづくりへの第一歩となります。
目次
高気密高断熱とは?高気密高断熱な家の利点

高気密・高断熱の家は、現代の住宅において快適さと省エネ性能を実現する重要な要素です。ここでは、高気密・高断熱の家が持つ主な利点を詳しく解説します。
◇遮音性が高い
高気密・高断熱の家は、外部の音が室内に入るのを防ぎ、また室内の音も外に漏れにくくなります。これは、壁や窓に隙間がなく、音を遮断するためです。外部の騒音が気になる場所に住んでいる場合、非常に効果的です。
例えば、交通量の多い道路沿いや賑やかな都市部でも、家の中は静かな環境を保てます。さらに、室内での音漏れが少ないため、家の中でのプライバシーを守れます。小さなお子さんがいる家庭では、家の中で自由に遊ばせても、周囲に迷惑をかけることがありません。このように、生活環境を静かに保つことができる点は、高気密・高断熱の家ならではの利点です。
◇光熱費が安くなり省エネになる
高気密・高断熱の家では、外部からの温度の影響を最小限に抑えられます。これにより、室内の温度を効率よく維持することが可能です。冬は暖かさを、夏は涼しさをキープするため、冷暖房の使用頻度が減少します。その結果、光熱費を削減できます。
さらに、冷暖房を効率的に使用することでエネルギー消費も抑えられるため、省エネ効果も期待できます。断熱性の低い家と比較して、エネルギー消費が大きく減少するため、長期的に見ても家計の負担が軽くなります。
また、省エネ住宅は環境にも優しく、持続可能な社会づくりにも貢献することができます。光熱費の削減だけでなく、環境への配慮ができる点も大きな魅力です。
◇部屋ごとの温度差が小さい
高気密・高断熱の家では、空気の流入や流出が抑えられ、室内全体の温度差が小さくなります。例えば、リビングと廊下の温度差が少なく、どの部屋にいても快適な温度を維持できます。これにより、急激な温度差による体への負担が軽減され、特に冬の寒い時期にありがちなヒートショックを防ぐことができます。
ヒートショックは、急激な温度変化が血管に負担をかけ、健康に悪影響を与えるリスクがありますが、高気密・高断熱の家ではそのリスクを最小限に抑えることができます。高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、特に重要な要素となり、温度差が小さいことで、より安全で快適な生活が提供されます。
◇効果的に換気ができる
高気密・高断熱の家は、換気効率が非常に高く、室内の空気を常に新鮮に保てます。最近の住宅には、24時間換気システムが設置されており、空気の流れを効果的にコントロールできます。
気密性が高いほど、換気システムの効率が上がり、室内の湿気や汚れた空気が適切に排出されます。これにより、健康的で快適な住環境が保たれ、カビやダニの発生を防げます。
湿気のこもりやすい場所でも、換気がしっかりと行われるため、室内環境が清潔に保たれ、家全体の健康にも良い影響を与えます。特に、アレルギーや喘息が気になる人にとっては、換気の効率が高いことが大きな利点となります。
◇結露が発生しにくい
高気密・高断熱の家は、外部の温度の影響を受けにくいため、結露の発生が少なくなります。結露は、室内と外部の温度差が大きいときに発生しやすく、湿気やカビの原因となりますが、気密性と断熱性が高い住宅では、室内の温度が安定し、結露が発生しにくくなります。
結露を防ぐことは、家の構造を守り、ダメージを減らすためにも非常に重要です。特に冬場において、結露が発生しやすい窓周りや壁にはカビが発生しやすく、家の寿命を縮める原因となりますが、高気密・高断熱の家ではこの問題を軽減することができます。
さらに、結露が防げることで、健康にも良い影響を与えられます。
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気密性や断熱性が低い家の懸念点

画像出典:フォトAC
低気密・低断熱住宅は、光熱費増加、温度不快感、健康リスクなど多くの問題を抱えています。気密性と断熱性の低さによる、居住環境の快適性と健康への影響は大きいです。
◇気密性が低い家の懸念点
気密性が低い家は、外気温の影響を受けやすく、快適な室内環境を保つのが難しくなります。
ここでは、気密性が低い家の懸念点について解説します。
・冬に寒く、夏は暑くなる
気密性が低い家は、外部の空気が隙間から簡単に室内に流れ込むため、冬は室内が寒く、夏は室内が暑くなりがちです。エアコンや暖房を使用しても、室内の温度が外気と頻繁に入れ替わり、効率的に温度を調整できません。
例えば、冬に暖房をつけても、隙間から冷気が入ってくるため暖かさが長時間保持できず、逆に夏は冷房が効かず、室内温度が上昇します。
このため、季節ごとの快適性が保たれず、家の中での温度調整が困難になります。長期間このような状態が続くと、住んでいる人々にとってストレスや体調不良を招く恐れもあります。
・光熱費が高くなる
気密性が低い家では、外部の空気が容易に流入するため、エアコンや暖房を長時間、強力に稼働させなければ快適な温度を維持できません。気密性の高い住宅に比べて、同じ温度を保つためには多くのエネルギーが必要となり、その結果として光熱費が高くなります。
エネルギー消費が増加すると、それに伴って電気代やガス代が大きくなり、家計に負担をかけることになります。経済産業省が推進する省エネ住宅の対策の柱にも「気密」が挙げられており、気密性が低い住宅は光熱費を無駄に消費しやすいという点が懸念されています。
したがって、省エネ効果を実現するためには、気密性を向上させることが重要です。
・家が傷む
気密性が低い家では、湿気を含んだ空気が壁や屋根の内部に侵入し、結露を引き起こす原因となります。結露が発生した状態が長期間続くと、湿気が家の構造にダメージを与えます。
特に、木材や断熱材が湿気を吸うと、カビが発生し、構造体を劣化させてしまいます。
これにより、家の寿命が短くなるだけでなく、健康にも悪影響を与える可能性があります。湿気がこもる場所では、カビやダニの発生が促進されるため、住んでいる人々にアレルギーや喘息などの健康問題が引き起こされることもあります。
このように、気密性が低い家は、家自体の劣化を早め、居住者の健康にも影響を与えるリスクが高いといえます。
◇断熱性が低い家の懸念点
断熱性の低い住宅は、居住者の健康にさまざまなリスクをもたらします。ここでは、断熱性が低い家が引き起こす懸念点をいくつか挙げていきます。
・血圧に与える影響
断熱性が低い住宅に住むと、室内の温度が一定でないことが多く、これが居住者の健康に悪影響を与える可能性があります。一般社団法人日本サステナブル建築協会が行った調査によると、部屋ごとの温度差が大きい住宅に住む人々の血圧は、温度が安定している住宅に住む人々に比べて高い傾向があることがわかりました。
特に、床に近い場所の温度が低く、温度差が大きいと血圧が上がりやすいとされています。
年間を通じて温度が安定している住宅の方が、血圧の変動が少なく、居住者にとってより健康的な環境が提供されていると言えるでしょう。
・ヒートショックなどの発症リスクがある
断熱性が低い家では、暖房を使用しても部屋同士の温度差が大きくなるため、ヒートショックのリスクが高まります。ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧や脈拍が急激に変動し、心臓や血管に負担をかけることで発症します。
特に、冬場に温かい部屋から寒い場所に移動したときに起こりやすく、心臓発作や脳卒中などを引き起こす原因となります。
また、温度差が大きいと、結露が発生し、湿気がこもることでダニやカビが繁殖し、シックハウス症候群を引き起こす可能性もあります。
こうしたリスクを減らすためには、住宅の断熱性を高めることが重要です。
・熱中症を発症するリスクが高まる
断熱性が低い住宅では、夏に外からの熱が室内に入り込みやすく、温度が上がる原因となります。特に、窓や屋根からの日射熱が室内に入り込み、エアコンを使っても冷却効果が不十分な場合があります。
室内にこもった熱が逃げにくいため、外気温が高い日に熱中症を発症するリスクが高まります。屋内でも熱中症になる可能性があるため、夏場の熱対策が非常に重要です。
断熱性を高めることで、室内温度を適切に調整し、太陽の熱を遮断できます。このような対策を取ることで、熱中症のリスクを軽減し、居住者の健康を守れます。
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高気密高断熱な家を建てられる施工会社選びのポイント

高気密・高断熱住宅の実現には、適切な施工会社選びが重要です。施工実績、断熱方法、窓の選択、換気システムなどの要素を総合的に検討し、信頼できる会社を選ぶことが大切です。
◇実績
高気密・高断熱住宅の施工会社を選ぶ際、過去の施工実績の確認が重要です。実績が豊富な会社は、技術や経験が豊富で信頼性が高いといえます。ただし、Q値、UA値、C値などの数値だけで判断するのは避けるべきです。これらは設計段階の値であり、実際の施工結果と異なる可能性があります。
◇断熱方法
断熱方法の選択も重要です。屋根と床には異なる断熱方法があり、コストやデザイン性によって最適な方法が変わります。コスト重視なら床断熱や天井断熱、デザイン性重視なら屋根断熱や基礎断熱を選ぶとよいでしょう。
また、主な断熱方法として充填断熱と外断熱の2種類があります。充填断熱はコストが抑えられますが、気密性低下や内部結露のリスクがあります。外断熱は性能が高いですが、コストがかかるでしょう。断熱方法はさまざまなため、自分の希望に合った断熱方法を採用している会社を選ぶ必要があります。
◇窓
高気密・高断熱住宅では、窓の選択が非常に重要です。窓は熱の出入りに大きな影響を与え、断熱性能が低いと冷暖房効率が悪化します。日本建材住宅設備産業協会によると、室内の熱の約60%が窓などの開口部から逃げるとされています。
施工会社が提供する窓の種類、ガラス、サッシの性能を確認し、高断熱性能のものを選ぶとよいでしょう。窓の選択によって、住宅全体の快適性と省エネ性能が大きく左右されます。
◇換気システム
高気密・高断熱住宅では、適切な換気システムの導入が不可欠です。気密性が高いため、換気が不十分だと室内空気がこもり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、建築基準法に基づき、居室内の換気設備が必要な場合もあります。
施工会社がどのような換気システムを採用しているか、24時間換気システムの導入状況なども確認しておくことが重要です。
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熊谷市・深谷市でおすすめの住宅会社3選
熊谷市や深谷市で家を建てる際、どの住宅会社を選ぶかは非常に重要なポイントです。自分たちの理想の住まいを実現するためには、住宅の性能やデザイン、コスト、アフターサービスなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。
今回は、熊谷市と深谷市で評判の良い住宅会社を3つご紹介します。それぞれの会社の特徴や強みを詳しく見ていきましょう。理想の家づくりをサポートしてくれる信頼のおける住宅会社を選ぶための参考にしてみてください。
◇株式会社ステーツ埼玉支店

株式会社ステーツは、コストパフォーマンスに優れた住宅を提供しています。6つのコストダウン施策を駆使し、住宅価格を抑えつつも、質の高い商品を提供することを約束しています。加えて、厳格な品質検査と充実したアフターサービスも特徴です。第三者による現場検査を行い、定期点検や最長25年の保証もついているため、安心して長く住めます。
◇高気密高断熱な家が建てられるプランがある
ステーツの「BEING」シリーズは、高気密・高断熱住宅を実現する優れたプランを提供しています。このシリーズでは、熱伝導率の低い樹脂フレームを使用した複層ガラスサッシと、隙間なく埋め込まれた断熱材により、優れた断熱性を確保しているのです。
特に注目すべきは「DT style」で、ダブル断熱とトリプルサッシを標準仕様とし、UA値0.34という高性能を実現しています。これにより、夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を提供し、光熱費の大幅な削減も可能です。
「BEING」シリーズには、CP style、HS style、DT styleの3種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。CP styleはコストパフォーマンスに優れ、HS styleは快適性を重視し、DT styleは最高レベルの断熱性能を提供可能です。
◇埼玉限定商品も見学可能
ステーツの埼玉支店限定商品『Lei』は、手の届く価格で高性能な住宅を実現できるプランです。30坪2,057万円からの価格設定で、コストパフォーマンスの高さが特徴です。
『Lei』は、自然由来の断熱材「セルローズファイバー」を標準仕様として採用し、環境に配慮しながら高い断熱性能を提供しています。また、省令準耐火構造を採用しており、火災保険料の割引も受けられるため、安全性と経済性の両立が可能です。
また、ステーツの熊谷モデルハウスでは、『Lei』を含む各種プランを実際に見学できます。モデルハウスでは、おしゃれな外観や使いやすい間取り、高性能な設備などを体験可能です。また、担当者による丁寧な説明や相談も可能で、具体的な家づくりのイメージを掴むことができます。
会社名 | 株式会社ステーツ埼玉支店 |
所在地 | 〒360-0816 埼玉県熊谷市石原369-1熊谷ハウジングステージ内 |
電話番号 | 048-529-2777 |
公式ホームページ | https://www.states.co.jp/event/27978/ |
また、家づくりの進め方も手厚くサポートしており、初めての来場からお引渡しまで、細やかな流れでお客様をサポートします。地震に対しても強い住宅構造を提供しており、金物構造や壁内環境を整える工法で、万一の地震にも耐える強さを誇ります。
株式会社ステーツ埼玉支店について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇彩ハウス(株式会社いのうえ工務店)

創業100年以上の歴史を誇る彩ハウスは、地域に合った家づくりを追求し続けてきた企業です。特に高い断熱性と機密性が特徴で、これにより1年を通じて快適な住環境を提供しています。さらに、地震に強い構造躯体設計を採用しており、家族の安全を守るための堅牢な基盤を提供します。
屋号 | 彩ハウス |
会社名 | 株式会社いのうえ工務店 |
住所 | 〒368-0051 埼玉県秩父市黒谷368-1 |
電話番号 | 0494-25-3458 |
公式ホームページ | https://www.irodori-house.jp/ |
また、住宅の性能を維持するために万全のサポート体制を整えており、長期間にわたって安心して住み続けられる家を提供しています。地域密着型で、個々のニーズに合わせた柔軟な対応が魅力的です。
彩ハウスについて詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
◇一条工務店熊谷展示場

一条工務店は、住宅性能の高さにこだわり続ける企業です。「ダントツの住宅性能」を目指し、業界トップクラスの技術と品質を誇ります。その高性能住宅は、住む人々の暮らしを豊かで快適にし、長年にわたって安心して住み続けられる基盤を提供します。
会社名 | 一条工務店熊谷展示場 |
所在地 | 〒360-0816 埼玉県熊谷市石原369-1 |
電話番号 | 048-526-2641 |
公式ホームページ | https://www.ichijo.co.jp/ |
一条工務店の特徴は、性能だけでなく、その性能を理解し納得できる価格で提供することにも力を入れている点です。技術や性能がいかに優れていても、それが実際に住む人々に届けられなければ意味がないと考え、常に上を目指して挑戦を続けています
一条工務店熊谷展示場について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
高気密・高断熱住宅は、快適な室内環境と省エネ効果を実現します。
高気密とは、住宅の密閉性を高め、外気の侵入や室内空気の流出を防ぐことです。気密性は「C値」で表され、値が小さいほど隙間が少ないことを示します。高断熱とは、壁・床・天井に断熱材を使用し、室内の温度が外に逃げないようにすることです。断熱性は「UA値」で示され、値が小さいほど熱が外に逃げにくいことを意味します。
高気密・高断熱の家には多くの利点があります。外気温の影響を受けにくいため、冷暖房効率が良く、光熱費の節約につながるのです。また、温度差が少ないため、ヒートショックのリスクを軽減できます。さらに、遮音・防音性が高く、静かな住環境を提供します。
高気密・高断熱住宅の実現には、適切な施工会社選びが重要です。施工実績、断熱方法、窓の選択、換気システムなどを総合的に検討する必要があります。ステーツは、高気密・高断熱住宅の豊富なプランを提供しており、「BEING」シリーズや埼玉限定商品『Lei』は、性能とコストのバランスに優れています。
